三重県鳥羽市にある、真珠のお買い物から食事まで楽しめる複合施設。伊勢・志摩・鳥羽のグルメ、お土産なら鳥羽1番街。
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営業時間 | 09:30~ |
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休館日 | 営業日カレンダー |
TEL | 0599ー26ー3331 |
2024.10.17
鳥羽を中心に、近隣エリアのローカルサイクリストさんにオススメルート、スポット、食事処などを教えてもらうコーナー第8弾!
三重県伊勢市在住のサイクリスト・喜畑圭司さんに、今回は鳥羽を含む「伊勢志摩一周」(イセイチ)ルートを、実際の走行エピソードとともに教えていただきました。
※喜畑さんの「自転車の出会い編」はこちらから!
今回は僕も機会があれば是非走りたいと思っている「伊勢湾一周」ですが、
フェリーがルート上に入るのは珍しいですし、あまり話に上がってこない印象なので…是非、喜畑さんにお話を聞かせていただきたいです!
そうですね。
なかなかやろうと思う人がいないというか…
”一周するべきものなんだ”っていう感覚がないのかなぁと思いますね。
確かに、フェリーは楽しそうだなとは思うのですが、間が空いてしまうこと、
フェリーの手続き(輪行状態にする必要の有無だったり)について等、色々細かい下調べが必要で「やってみよう!」という感じまでのハードルが高いのかもしれませんね。
4、5年前になりますが、メンバーはちょうどこれまで登場している東さん、タマキさん、小林さんとの4人で、今くらいの夏のおわり〜秋にかけてという季節でした。
伊勢をスタートして、名古屋に向かって北上します。
旧伊勢街道をずっと上がって行き亀山、鈴鹿を通過して、桑名からは名古屋に抜けるルートです。
実は僕、都会を走るのが大嫌いで…!名古屋近郊はそれまで全く走ったことがなかったんです。ですから、市街地エリアは東さんにルートを引いて貰いました。
確かに交通量が多い所を走るのはロングライドだと疲れてしまうんですよね。
でもルートと言う目線で見ると名古屋近郊は木曽川・長良川・揖斐川とかなり大きな川を渡らないといけないので、ビワイチ(琵琶湖一周)みたいな湖系やアワイチ(淡路島一周)の島系とは違って、川を渡る際の橋もポイントになりそうですね。
湾に近い側の橋だと自転車では通行できない橋が多そうです。
これはキクちゃんが全然イメージしてなかった考えないといけない部分かもしれないですね。
なるべく港沿い、海沿いを走ろうということで周ってきました。
夜21時頃にスタートして、名古屋の通過が夜明け前、4時頃だったと思います。
市内に入った頃に雨が降り始めて…ドロドロになりながら走っていたんです。
知多手前くらいで休憩をしようと、全身ずぶ濡れになったままですが、一旦コンビニに入ったんです。
そしたらコンビニはエアコンが入っているので…もう、震える程に冷えて!
大雨が降っているんですけれど、外で雨宿りをしました。
普段はとっても有難いコンビニの強めのエアコンが、この時ばかりは…ですね。
なかなかハードですね。
イセイチのルート上どうしても市街地走行で名古屋市内を走ることになりますね。
この市街地走行は1号線で突っ切るって感じなんですかね?
基本的には名古屋市内は1号線で一気に突っ切るルートを組んだつもりだったんですけど…違うコースを走ってたような気もします。
そんなに幹線道路ばっかり走ってなかったような…
なるほど。
名古屋を抜けて熱田神宮のあたりから知多半島に向かって走っていくわけですが、ルートとしては国道247号から155号を通っていく形ですか?
はい。
伊勢湾側の石油コンビナートの隣の道を走るんですけど、大昔の脇道と、最近作られたバイパス的な道が並行して走ってるんですけど、大昔の道の方へ入りたいんですけど、なかなか入れなくて…ずっとバイパス側で大型トラックの水しぶきを浴びながら走り続けていた覚えがあります。
ちょうど新舞子マリンパーク(120km)のあたりで日が明けてきたのですが、本当にここが綺麗で、このイセイチで一番印象に残っています。
わかります!
24時間近いロングライドだと朝のセクションと夜のセクションとわけられると思うんですが、その切り替わりってとても感慨深いというか…!
僕も思い出に残るライドがいくつもあります!
そのまま知多半島を走って衣浦トンネルを通過して蒲郡から豊橋方面に走っていく形ですね。
衣浦トンネルは聞いた事があります!
確か自転車で通れて地下まで降りるトンネルですよね?
よくご存じですね。自転車と歩行者用のトンネルで地下11階まで降りていくんです。そこから約500mを自転車から降りて歩いて碧南市側に渡れるのです。
地下11階!
それは降りるのも登るのも結構な歩行になりそうですね。でもこのスポットだけでも行ってみたいです。(キクちゃんそういうスポット大好きです!)
夜中大雨の中走った後、衣浦を越えた頃から、今度30度を越えてきて…
平坦な日陰のない渥美半島を走るのは本当ちょっと辛かったですね。
1回雨で全身びしょ濡れになってると、走っている間は気になんないんですけど、止まった瞬間に色々臭いんですよね…笑
でも、そこを越えるとゴールのフェリー乗り場ですね!!
はい。
ただ、全く日陰のない畑の中の1本道をひたすら走り続けたので、フェリー乗り場に着いた時には、年寄り2人は疲労困憊でした。
後はフェリーに乗って帰るだけ!いうことで、女子2人はそこでノンアルコールビールで乾杯してましたけど、僕らおじいさん2人はベンチでひたすら昼寝をするしかなかったですね…。
やはり女性の方がよっぽど耐久性があるんだなと思いましたよ。
あー…でもそれは”あの”お二方だからっと言うところもあると思いますよ。(笑)
キクちゃんが”あの”と言われるお二方を改めてご紹介!
今回のイセイチだと印象に残ってる所や注意点はどんな点でしょう?
個人的には鈴鹿から知多半島に入るまでの交通量の多い市街地を安全に通過するという点があると思いますが、その辺りはどうでしたか?
交差点も信号も多いので、ストップ&ゴーの連続で信号にはかなり足を引っ張られましたね。
夜明け前に名古屋の都市部を抜けちゃえると良いのですね。
ええ、それが狙いだったんですけど…それでもやっぱ大変ですね都会はやっぱり走りづらいですね。
四日市地区の鈴鹿四日市あたりの海沿いの、確か国道23号線だと思うのですが…何度か走ったことがあるんですけどトラックがビュンビュン走ってて怖かった覚えがあります。
ええ、国道23号は自転車では走り難いので、なるべく外して、昔の旧道沿いに行くっていうのが多いですね。
これまで意識したことがなかったんですが、伊勢湾一周に関してはルートを普段以上に事前にきちんと調べておくことがとても重要だなと思いました。
多分それがネックになって、皆さんあまり伊勢湾一周とか考えてないんじゃないかなと思います。
なるほど…。
今回初めて”湾”一周と言う目線でお話をお聞きしましたが、”島一周”や”湖一周”と違い
・大きめの川をどこの橋で渡るか
・フェリーの時間
・(お話には出ていませんが)新舞子マリンパークの新舞子ファンブリッジと新舞子グリーンラインの開門&閉門時間
の事前リサーチがポイントになるのですね!(通常のルートでのリサーチポイントは除く)
とても勉強になりました!
ちなみに、このルート上で美味しかったものやおすすめグルメってありますか?
1日がかりのロングライドの場合、あまり大きなストップはしたくないので食事は大体コンビニになるんですよね。
そうですよね、わかります。
止まってしまうと次に動くのが辛くなりますもんね。
僕もソロライドの時はコンビニで買ったものを背中に入れて、基本的には走りながら食べるって感じになってしまいます。
特に、今回はフェリーが動いている時間にフェリー乗り場に付かなければならなかったというのもあって、間に合わないと同じルートをまた自転車で戻るので、それだけは避けたい!と…笑
なので、一番記憶に残っているのは、伊良湖のフェリー乗り場で食べたソフトクリームです。これは沁みましたね。
ゴールしてほっと一息、後はフェリーに乗るだけ、ですもんね!
それは格別ですね〜!
後は知多半島の先端にある、日間賀島に行く小さなフェリー乗り場のシャコがオススメ。
伊勢湾や三河湾で獲れる魚介は本当に美味しいんです。タコが有名ですが、それに限らず美味しいですので、機会があれば是非オススメです!
この辺りも海沿いのいいところですもんね〜!
ありがとうございます!
次回は、喜畑さんイチオシのおすすめグルメ情報!
【取材協力】喜畑 圭司さん
三重県大紀町出身・伊勢市在住、自転車歴は10年のトライアスリート。
ダイエット目的で始めたマラソンをきっかけにトライアスロン、自転車を始める。
ケーケー山本自転車店さんのチームでは初期メンバーとして、世代を問わずチームの皆から慕われている。
流れていく景色に没頭できるソロライドが好きだが、仲間との”超”ロングライドも大好きで、過去に伊勢から自走琵琶イチ往復などを走行。充実した自転車ライフを過ごしている。
自転車は、趣味というよりも、自分を自由にしてくれる存在です。
ずっと乗っていたくなります。
カテゴリー:サイクルステーションの情報, ローカルさんに聞いてみた!!